「マラソンと駅伝ってどこが違うの?」
年末年始になると、多くの人が「駅伝」や「マラソン」を目にしますよね。
でも、どちらも長距離を走る競技なのに、何がどう違うんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
実は、マラソンと駅伝は走る距離やルールだけでなく、競技の魅力や成り立ちも違うんです。
この記事では、マラソンと駅伝の違いを分かりやすく解説しながら、どちらの競技ももっと楽しめるポイントをお伝えしていきます。
これを読めば、次に観戦するときの見どころがぐっと増えるはず!
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マラソンと駅伝の違いってなに??
マラソンは「一人で完走を目指す個人戦」、駅伝は「タスキでつなぐチーム戦」です!
距離と走り方
マラソンは一人で42.195kmを走る、まさに孤独な長旅。
なぜこの微妙な距離かというと、1908年ロンドンオリンピックで「スタートを王室が見える位置から!」というリクエストで決まったからなんです。
一方、駅伝は数人で距離を分担し、タスキをつないでゴールを目指すリレー形式の団体競技。
距離は大会ごとに違っていて、箱根駅伝なら全体で217.1km、ニューイヤー駅伝は100kmなどバリエーション豊富です。
タスキを無事つなぐことが駅伝の命!一人で完走を目指すマラソンとは違う、チームワークが鍵を握ります。
競技形式の違い
マラソンは「個人の挑戦」がテーマ。一人で走り、タイムを競います。
途中でペースや駆け引きがあるものの、誰かに頼ることなく自分だけの力でゴールを目指すため、孤独な戦いとも言われます。
一方、駅伝はチームの団結力が命。各区間で全力を出し、次のランナーに無事タスキを渡すことが使命です。
タスキが渡るときの緊張感、遅れたら次走者が先にスタートする「繰り上げスタート」ルールなど、ドラマが生まれやすいのも駅伝ならでは。
走る順番や区間の得意不得意に合わせた配置が勝敗を左右し、見どころたっぷりです!
起源の違い
マラソンの起源は紀元前490年の「マラトンの戦い」にまで遡ります。
当時、アテネ軍が勝利を伝えるため、兵士がマラトンからアテネまで走り切ったという伝説が元になっているんです。
その歴史から、19世紀末の近代オリンピックで正式競技として採用され、世界中で愛されるようになりました。
一方、駅伝は日本が発祥。
1917年、京都から東京まで約516kmをタスキでつないだ「東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝徒歩競走」が最初の大会とされています。
当時の日本には、リレー形式で物資や情報を運ぶ「駅伝制」という制度があり、そこから発展したと言われます。
今や日本の文化として冬の風物詩になっている駅伝は、日本独自の長距離リレーとして多くの人に愛されています。
それぞれの魅力
マラソンは、自分自身との勝負。
42.195kmという距離を、どれだけ自分のペースで走り切れるかが重要です。
途中で体力やメンタルが試されるため、選手の粘りや根性にファンは熱くなります。
走っているときは「孤独な闘い」とも言われますが、その分ゴールした時の達成感が大きいのがマラソンの魅力です。
駅伝の魅力は「チームワークと絆」。
それぞれが一人のランナーとして走りつつ、タスキをつなぐことでチーム全体がひとつにまとまる感覚が観戦者を魅了します。
何が起こるか分からないレース展開、他のチームとの接戦、繰り上げスタートなど、ドラマが生まれやすく感動が多いのも駅伝の特徴です。
箱根駅伝などでは、逆転劇や区間ごとのエース対決も見どころですね!
まとめ
マラソンと駅伝、どちらもそれぞれの良さが詰まった素晴らしい競技です!
次に観戦するときは、この違いを頭に入れて、より楽しんでみてくださいね。